Before⇔After

尊 side

部屋に入れると
俺は何着かパーカーを出す。

尊『好きなの、選べよ』


『尊、さんが、あまり着ない物でいいです…』


尊『んーー、じゃ、これとこれと…』


『そんなに、いいんですか…?!』


尊『あんま着てねーし、やる。』


喜んで微笑んだ顔を間近で見て
ドキッとする。

『ありがとうございます、
パーカーが1番、落ち着きます。。』


尊『そっか、じゃ持ってけよ 』


『はい、ありがとうございます』


尊『なぁ、』


『はい?』


尊『敬語、やめてくんねーかな』


『えっ…』


尊『お前にとっては、普通なのかも
しんねーけど、
俺は嫌なんだよ。
言ってみ?

"尊、ありがとう" 』


『た、た、た、た、ける…ありがとう……』


自分で言わせたくせに
ドキドキしてる、、


『今 "た" 何回言ったんだよ』


爆笑する、俺に
微笑むアラレ。

楽しーわ、なんか。