後ろを振り向くと、菅本さんが申し訳なさそうに口をつぐんでしまった。
「……あの、お気遣い本当にありがとうございます。
午前中だけでもあと少しなので、仕事をしていきます。
……そうしたらもう今日は帰らせていただきます」
「そうだな、千鶴さんの気持ちも尊重したいし」
「ありがとうございます」
「じゃああと少し頑張ってください」
「はい!」
仕事があるのは、本当にありがたいことだし、就職先が全然見つからなかったわたしを拾ってくれたこの会社には感謝しても感謝しきれない。
ミスだってたくさんしてしまうけれども、頑張りたい。


