「…本当にいいんだな?」

「はい。」

私が頷くのを確認してから近づいてくる顔。

ここは、放課後の空き教室。

目の前には、1年前にこの学校に赴任してきた梶原佑真先生。


そして、ゆっくりと近づいてきた顔が私の唇を塞いで動きを止めた。