今日は全生徒が百人一首大会のため午前中は授業が無かった 『あっ、白戸(しらと)先輩。やっぱり今日も素敵だなー』 会館に入ると早々に三年生の憧れの先輩を見つけた 白戸先輩は友人と一緒に作詞作曲をして、路上ライブをしていた ステキな歌詞とメロディーで歌も大好きだった 『でも、もう先輩も卒業なんだね…こんな近くで会えるのは最後かもね…さよなら先輩』 そんな事を考えながら沢山の生徒の中を茉希を見失わない様について行く