ふと顔をあげると、そこには吸い込まれそうなほど深いコバルトブルーの瞳色をもつ人がいた
思わず見惚れていると


「なぁ大丈夫か?」

「···あ、うん大丈夫だよ!ごめんね!」


「──メル··!」


前の方から、ひまの声が聞こえたからその人にはお礼を言って走っていった

「あ、じゃあ友達呼んでるから。ありがとう!」


「······ふは、なんでお礼なんだよ笑
おもしれーなあいつ」


そんな事は走っていって、陽茉莉を叱っている私には───


「もう、勝手に前に行かない!危ない!」

「はい····すみません」


私には───届かなかった



それはそうとクラスを知りたい。結局、見れなかったクラス表を見に行こうとしたのがわかったのか、ひまがクラス一緒だったよ〜


なんて言ったから、やったー!って気が済むまでお互いに抱きついて、そろそろ時間かなって思いながらクラスに行った




ここが全ての始まり。