『ママー!!』

歩夢が胸に飛び込むなり

『ママ、なんで、ないてるの?』

何も答えられない私にかわり
蘭さんが

『ママね、ちょっと疲れちゃっただけだから
心配しなくても、大丈夫よ。
すーぐ元気になるからね♥️』

歩夢に優しく伝え、よしよしと
頭を撫でてくれた。

『ありがとう、おば…』

『おば…?!私の事は"蘭ちゃん"って
呼んでね♥️』

おばちゃんって言われそうになり、
すかさず蘭さんは突っ込んだ。