璃空side

『やっ、やだぁぁぁ』

あかりが目の前で殴られて
襲われてるのに
体が思うように動かない…

初めて人を殺してやりたいと思った。

蘭さん…早く!!

その時、ドドドッと沢山の警察が
部屋に入ってきた。

ーーー逮捕された。

助かった…

ようやく、少しずつ
動くようになってきた体を
引きずり
あかりのところへ…

泣きじゃくるあかりを抱き締めた。
俺の名前を何度も呼ぶあかりが
いとおしかった…

『ごめんな、もっと早くに
助けてあげられなくて…』