とっさに立ち上がり
キッチンに向かう。

『あかりさん』

振り返ると、すぐ後ろに
橘くんは立っていた。

『ど、どぉしたの?』

『俺、あかりさんの事…』

まともに、聞けない。。
反対を向こうとしてしまった
私の腕を引き
気付けば彼の腕の中に…

『好きなんだ』

心臓の音がうるさい。

『俺の事、嫌い?』

嫌いなわけない。
精一杯、頭を振る。