「ずっと好きだった…」
ドラマみたいな告白だった。
練習試合の後、呼び止められて
体育館の敷地内にある公園でそういわれた。
私も好きだったから、すごく嬉しかった。
私達は付き合うことになった。
なったんだけど…
続かなかった…
先輩はすぐ引退して受験勉強が本格的に忙しくなった。
会うのは週に一回先輩の家で
だから
先輩はいつもベタベタくっつきたがった。
多分、したかったんだと思う…
私は
キスで精一杯。
だから、
段々先輩の家に行くのが怖くなってしまって…。
別れは特に話し合いもなく
自然消滅。
あんなに好きだったのに…
「はぁ〜……」
何度目かのため息と
何度目かの寝返りを打った時
ピロローン
ラインが鳴った。
「大地達が起きたから、メッチャ謝っといたよ!」
ナナからだった。
私は思わず、
「裕貴君のライン教えて!」
送信
また会いたい。
また会いたい…
