12月24日 13時30分
N町の市営団地
105号室
ここは、大地君の友達の、裕貴君の家。
私は ナナ、大地君、裕貴君とパーティーの準備を始めた。
和美と一生くんは 外で話をしている。
私と裕貴君は和美と一生君の事情を知らない。
だから
よくわからない同士、空気をよんでおとなしくしていた。
「裕貴君、お皿とコップは紙のやつ買ってきたから出さなくていいよ!」
「ありがとう。気が利く」
裕貴君は基本、あんまりしゃべらない。
でも私の話によく笑ってくれるの。
その笑顔に
わたしのキュンキュンは止まらない。
料理がテーブルに並んだ。
あとは二人が帰ってくるのを待つのみ!
その時、
「じゃーーん!!!」
大地君とナナが両手になにやら抱えて来て
テーブルに置いた。