12月24日

クリスマスパーティー当日。

16時
N町の市営団地の入口で私とナナ、マリは大地君を待っている。

N町は、私やナナ、マリが住む町から電車で3駅のところにある港町で

土地柄、男性は海の男っていう感じの男臭いタイプ
女性はそんな男性より気が強い。
そんなイメージ。

私達にはあまり馴染みがない土地です。


両手には、ピザやチキン。
飲み物とケーキとお菓子は男子チームの担当だ。

「お待たせー!」

暫くすると大地君が自転車で登場。
ナナの顔がパァーっと明るくなる

「ナナデレデレだね…」

マリが呆れて呟く。

大地君は自転車を降りて、ナナと並んであるき出した。
私とマリは、その後ろをついていく。

もうすぐ一生君と会うのか…
変な緊張で、ドキドキが加速する。

どんな顔してるんだろ…
どんな顔すればいいんだろう…

はぁ…

思わずため息が漏れた。