PM5時

下田駅に着いた

お母さんの妹のあこちゃんが車で迎えに来てくれていた。

「おまたせー!」

「ひさしぶり!元気そうね!」

「あこちゃん、お腹空いたー!!」

「おばあちゃんがご馳走用意して待ってるわよ!」

近況報告やらなにやらしながら20分、海が見える山の上の

おばあちゃんの家についた。


おばあちゃんの家には

私のお母さんとおねえちゃん。

あこちゃんの旦那さんといとこのかよちゃんゆう君。

お母さんとあこちゃんの、弟夫婦がいた。

とっても賑やかで

私はひさしぶりに

修司君のことを忘れて、皆の近況報告に花を咲かせた。



夕飯を食べながらだらだらと年始の特番を見て お風呂に入って、

スマホを開いたのは

日付けが変わった

1/3

夜中の1時を回っていた。

居間にはお姉ちゃんと、いとこのかよちゃん、19才、
ちなみに、かよちゃんはお姉ちゃんと同い年。


「あ……」

つい、声が出てしまった。


「なに?」

お姉ちゃんとかよちゃんがTVから私に視線を移動させた。

「なんでもない…」


20時

修司君から着信があった

どうしよう…

もう遅いしな……


でも…




話したい…




まだ 起きてますか?



私の心臓は急速に胸を打ち出した。


送信。



手が

震えていた。