「名前で呼んで」


2本目のタバコに火をつけながらそう言った。




「しゅうじ……くん……?」


また目が合う


私は恥ずかし過ぎてうつむいてしまう。


「電話するから…和美もかけて」


「電話…?」


「俺、メールとか面倒だから。電話のほうがいい」


「……うん……」


修司…君と私は


それから
しばらく話をして


お互いの友達の所に戻った。



私は



その後のことを


あまり覚えていない。


ユウキ君やマリに色々聞かれたけど


なんて返したのかも


覚えていない…