あ……


私と目が合った途端

女の子の顔が

さっきの甘い表情とは一変した。


敵意むき出しの目で一瞬睨みつけたけど

お兄さんがいるからか、

すぐに元の表情に戻って

「誰?この子?」



「あー、ユウキの連れ」

お兄さんはそれだけいうと


組まれた腕を振り払って

テーブルに戻っていく。


女の子が慌てて追いかける。




「マリ、、ユウキ君、、行こう……」


ここにいたくない。

楽しそうに盛り上がっているあの人達から


一刻も早く

離れたい。


私は場違いだ…

私のいる所じゃない…