「俺、ちょっと行くわ!兄ちゃんの財布とか色々預かってたの忘れてた!」


ユウキ君が慌てた様子で立ち上がる


「お前らどうする??!」

ユウキ君が男の子達にそう言うと

「いやいやいやいや!行かない行かない!こえーもん!」

みんないっせいに首を降る


「どうする?一緒に来る?」

今度は私達に。

マリは迷わず

「うん。行く。」


私は


「行く…」

ユウキ君の後ろを速足で歩き出した。