「自殺ではないんでしょ?」
「ない……と思いたい、今になってはわからないけど走ってたから道路に飛び出したって聞いた……早いかもしれないけど結婚の約束もしたし、お互い前向きに高校を選択した訳だから……」
「その話って涼だけが知ってるの?」
「隼人も知ってる、去年の別荘で話した、南ちゃんで三人かな、俺の両親も近所の噂が嫌で転勤を希望して家も売った、高校が決まってた俺は姉ちゃんの家にいるって訳」
雄星は立ち上がった
「ごめん、夕食の支度しないといけないのに遅くなる、スーパー行こう、もう大丈夫だから」
次の日の放課後南は涼の家に来ていた
「聞いたのか」
「うん、たまたま会っちゃって聞いたの、瑠莉からも海で会ったことは聞いてたから」
「つらいよ、雄星は……でもな生きなきゃいけないんだよ、それなら楽しく過ごさなきゃだし笑わなきゃなんだよ、それに辛い時は誰かがいてやらなきゃ
俺だって隼人と美和さんがいたからだし今は南もいる、新しい出会いは沢山あるんだぜ、南だって向こうの友達とは会うことがもうないかもしれないし、こっちで新しい出会いがある、雄星だって亡くなったのは仕方ないけどもしかしたら生きてても会わなくなってたかもしれないんだ、未来はわからないだろ?」
「わかるよ、私だって本当のお父さんと会わなくなったしね」
「その同級生も察してやれよって感じだよな」
「もう、大丈夫よ、私結構言っちゃったから(笑)」
「南は人のことになるとズケズケ言うからな(笑)」
「涼だって(笑)」
「今日何時まで居れる?」
「んー、1回だけね(笑)」
涼は南にキスをしていきソファーで一度だけ抱き合った
「んー、南好き、ちゅっ」
「ん、ありがと、ねぇ、瑠莉には言わない方がいいよね?」
「雄星が言うことだろ、前に自分が進みたければの話だけど瑠莉がひっぱるならいいけど今の雄星にはまだ自信が無いからな、俺のことが好きだからさ」
「えー」
「妬くな妬くな(笑)」



