「雄星くんらしくないよね、何で言い返さないの?ちょ、ちょっとー、もしかして泣いてる?」
雄星は涙を拭った
「落ち着いた?」
近くの公園に来ていた
「ごめん」
「私が聞いていいかわかんないけどさ歩美って誰?元カノとか?」
「彼女だった……」
「話せる範囲でいいんだけど……私が聞くことじゃないなら言わなくても」
「みっともないとこみせた、ごめん」
「いや、私ちゃんとあの子達に言ったからもう大丈夫よ」
「涼からは何も聞いてない?」
「うん」
「やっぱ、涼はカッコイイな、それに付き合える南ちゃんも凄いよ、俺なんて何も言えなかったし……」
「褒めてるの?」
「うん……俺はね……幼稚舎からストレートで高校までいける学校に通ってた……でも、やっぱりついていけない子って出てくるものでさ、中学三年の夏休みに補習があるんだけど高校にあがれないかもって子が集められてみんなと別に授業を受けてたんだ、そこで会ったのが歩美だった
毎日話して楽しくて勿論交際禁止だったけど俺達は付き合い始めた、噂もすぐ広まった、親も呼び出されて注意も受けた、でも好きだったし付き合いもやめれなかった」
「まあ、わからなくもないけど……」
「二人とも結局もう外部の高校を受けることに決めたんだ、堂々と付き合いたかったから、でも卒業して春休み彼女の家で寝てたらお母さんに見つかってしまって怒られた、俺は帰らされ歩美はずっと親とケンカをしてて、夜怒って家を飛び出して事故に会い……亡くなった……」
「そんな……」
「中学の同級生には男子にも、女子にも責められたよ、でも何も言えなかった、俺だって自分のせいだと思うし……」
「全部偶然が重なった事だから自分だけ責めるのはやめようよ」
「涼と同じこというな……本当に涼には救われた、マジで、でも、実際さっきみたいに同級生に会ったりすると駄目なんだよ、情けないけど」



