「ねえ、夏休み最後の日友達乗せてもいいかな?」
「瑠莉ちゃん?」
「いや、高校の男友達」
「今のところ予約は入ってないから時間だけ決めといてくれよ」
「わかった」
雄星は最終日に涼と隼人と約束をして午後から遊ぶことにした
瑠莉どうしよ、誘うか迷うな……南ちゃんこないだろうし、テストもあるしな
瑠莉からメールが入ってきた
”なんか、お姉さんから雄星が高校の友達と遊ぶから知ってる人だし来ない?って連絡きたんだけど”
雄星は急いで店に降りていった
「姉ちゃん!何勝手に瑠莉と連絡先交換してんだよ」
「えっ、この間……駄目?だって話が合っちゃってー、同じ芸能人が好きだったのよ、嬉しくなっちゃって(笑)」
「それは別に二人で話せばいいじゃん、勝手に友達との遊びに誘うなよ、まず、俺に言ってから……」
「全く雄星は賑やかだな」
「だって、勝手に人の友達……」
「あいつは嬉しいんだよ、高校の友達って言うのがな、心配してたんだよ、中学のことがあったから、雄星のこと可愛くて仕方ないんだから」
義兄に頭をなでられた
「姉ちゃんがじゃあ、喜ぶなら呼ぶよ」
瑠莉にOKの返事をした
夏休み最終日
残暑もまだ厳しい日になった
海で待ち合わせた四人は雄星に連れられて防波堤へ行く
「雄星にこんな趣味があったとは知らなかったな」
隼人は初めての水上バイクを見て興奮していた
「隼人は興味あるのか?」
「あるなー、マリンスポーツ興味あるし」
「知らなかったな、俺さゆくゆくはプロのボーダーになりたいんだー」
「何か雄星ちゃんと考えてんじゃん」
「初めて話した……最近思い始めたばっかだよ」
恥ずかしそうに雄星は答えた



