「でも、あなた綺麗なところに住めて嬉しいっていってたじゃない」
「それはそうだけど……なんか居心地が悪くて、今までお母さんだったのが一人の女って……仲がいいのを見てると余計に色々考えちゃってあまり家にいたくなくて」
「南ちゃん、無理に僕と家族になろうとしなくていいんだよ、やっぱり義理の父親だしまだあまり話す時間もとれてないしね、ゆっくりでいいから……」
「あ、あのね南……」
父親はお母さんを止めた
「ただ、出かける時は連絡すること、わかったね」
「はい」
二人は部屋から出ていった
暫く涼のところへ行くのやめよう
夏休みが終わるまで……
南は携帯を取り出した
着信1杯入ってる、メールも……瑠莉も?
瑠莉にメールをした
”ごめん、涼が帰ってきてそのまま寝てしまってたの、本当にごめん”
”まあ、家にも二人で来たのよ、警察行こうって話してたから彼氏のところかもって言っちゃったんだけどよかったかなー”
”うん、謝りに一緒に来てくれた”
”また、詳しいこと聞かせてね”
玄関の音がして、父親は仕事に行ったようだった
南は布団に入り目を閉じるとまた寝てしまっていた
目が覚めるとお昼を過ぎていた
お腹すいた……
リビングダイニングに行くと母親が机でウトウトしていた
冷蔵庫を開ける音で目を覚ます
「あっ、お昼出来てるわよ」
「うん」
パスタを温め直して口にする
「お母さん、残してる、食欲ない?」
「まあ、少しね気分悪いから」
「ごめん」
「お母さんも、もっと早く気づいてあげればよかったわね、出かけるのが多くなっていてもあまりもう干渉したりしないほうがいいかと思ったり学校の友達に最初は合わせて行動してるのかなって思うこともあった、彼氏出来たなら話して欲しかったな」



