「あの人って……」
「なんか、呼べないんだよ、ママって呼んでた頃から会ってなかったから……電話では話しても母親のする事は美和さんがしてくれたからな、色々進路や成績も美和さんがあの人に報告するんだよ、時差の関係でさ、子供が夜中とかに起きれないだろ?美和さんを信用してるのもあるんだけどまともに話しだしたのは高校入ってからだぜ」
「海外にいるならママでも良くない?」
「いや、それはさすがに」
涼は真っ赤になって照れた
「眠い……」
涼は大きな欠伸をした
「帰ろうか?寝たら?」
「もう少しいて、美和さんあと30分だし、抱きたい」
「あー、ごめん無理……」
「えー」
ベッドに顔を埋めた
「いつ抱ける?」
「んー、二日は一応欲しいかな、あっ、そんなことよりさ」
「……そんなこと?」
「あー、ごめん、あのね瑠莉に写真見せてもらったんだけどね雄星くん綺麗に写真撮ってたよ」
「ウェイクボード?」
「そう、マリンスポーツするんだね」
「好きらしいぞ」
「涼は雄星くんのこと結構知ってるの?」
「えー、どうだろ、まあ去年の夏休み前からだからそりゃ南よりは」
「雄星くんの中学のこととかは?」
「中学か……そもそもあいつは中学が訳ありで今の高校受けたからな」
「ん?成績で決めるんじゃないの?」
「あいつは元々幼稚舎からの私立に通ってたんだぜ、何かないと編入しないだろ、暫くは一人でいた訳だし」
「そうなんだ、何かね海で中学の友達に会ったらしくてあまり嬉しそうじゃなかったんだって、瑠莉が気になっててね」
コンコン
「涼くん、帰りますね」
「あっ、待って、美和さんのお土産……お菓子とこれは隼人とおじさんにあと美和さんだって」
「ありがとうございます、では明日、南ちゃんまたね、似合ってる、ネックレス(笑)」
「ありがとうございます、また」



