「だから親が夜中帰ってきてすぐハワイに連れて行かれた」
「えーと、頭がついていかないんだけど……」
「俺だって会うのは久しぶりだし、この間別荘で電話かかってきたじゃん」
「誕生日の日ね」
「そう、そん時南のこと話したら詳しく聞かせなさいとか言ってたんだよ、で、休みが急遽取れたからバカンスってなった」
「美和さん〜、お金持ちってこんななのー?」
「ま、まあ、彼女の性格ですかね(笑)」
「彼女が出来たら俺に会ってくれるってまあ不思議な母親だよ(笑)今まで、ほっといてさ」
「だよね」
「まあ、弟にも初めて会えたし(笑)」
「弟?初めて?」
「まあ、向こうで産んだからテレビ電話でしか話したことなくて」
「………私さ、勝手に涼が本当にほっとかされてると思ってたんだよね………確かに今はパソコンでも携帯でも………顔は見れて話も出来るか」
「まあ、多分南が思ってるより今は母親と話してる、時差あるからさ、授業中眠くて」
はぁ、授業中寝てるのはそのせいか……
「今はフランスにいるから八時間の時差かな」
「涼くんが朝早く起こされるんですよね(笑)」
「まあな、土産あるから部屋来いよ」
南は二階に上がっていった
そうだ、涼の部屋には大きなパソコンのディスプレイがあった
ベッドにはまだ、紙に包まれたブランド品の数々が沢山あった
世界が違う………
「時計買って貰った〜」
嬉しそうに包みを開ける
「南には俺とお揃いのネックレス、ん、着けちゃる」
「こんな、高いもの……彼女ってだけでそんな物貰えないよ」
「いいみたいだぜ、気に入ってた(笑)」
「話したこともないのに……」
「あの人の直感らしい」



