二人は無言で食べていた
話したくない事だったらって………私、考えなしに言っちゃったかな?上から目線だったかも……
「あの………」
「ん?」
「そのさっき言ったこと気にしないで……ご馳走様でした」
「いや、まあ、ごめん」
「うん、いいよ、無理に聞かないから」
雄星は食べ終えると瑠莉と自分の食器を下げて立ち上がる
店の人から名札を受け取って二人は店を出た
「どこいくの?」
雄星は首から下げている名札を見せた
「保育園のお迎え(笑)柑奈を迎えに行く時はコレがいる」
「柑奈ちゃんて?」
「姪っ子、店にいたのは俺の姉貴、ついでに言うと船を運転してたのが旦那さん」
「お姉さんだったの?お母さんにしては若いと思ったんだよね」
「歳離れてるから」
10分程歩くと保育園が見えてきた
「柑奈ちゃーん、お迎えよ」
先生の声に反応した女の子が走ってきた
「ゆうちゃん〜」
雄星は柑奈ちゃんを抱っこした
柑奈は雄星にスリスリと頬を付けてちゅっとキスをする
「お姉ちゃんだあれ?」
「俺の友達、これからパパの船に行くんだよ」
「お客さん?」
「まあ、そんなとこ(笑)」
雄星は先生に頭を下げ保育園から店に戻る
「ただいま〜ママ」
「お帰り」
「じゃあ、俺ちょっと行ってくるから」
「ありがとう、瑠莉ちゃん、また来てね」
「はい、ご馳走様でした」
二人は再び海に向かう
「柑奈ちゃん、雄星に懐いてたね」
「まあ、一緒に住んでるし、お迎えもほぼ俺が行くから」
「部活してないのはお店とかの事情?」
「まあ、そうだな、夜も店手伝うし」



