「まあまあ、雄星落ち着け(笑)」
「だって、涼はカッコイイんだから……」
「サラサラの方がいいってー」
結局涼は前髪を上げるのをやめて、後ろ髪だけ縛っていた
浴衣も着こなし首筋には色気を感じる
「ちょっと雄星、ちゃんと前閉じなよ」
瑠莉が雄星の着こなしに文句を言う
「涼だって……」
「だから、涼と一緒にしたって駄目って言ってるじゃん、雄星は雄星らしく、わかる?同じような格好してもさ、女は顔のいい方見るに決まってんじゃん」
雄星は涼をじっと見る
「いやー、カッコイイ涼を見るのがいいんだよ、俺なんて見てくれなくても……痛て!」
涼が雄星のおでこをつつく
「ばーか、俺なんかって言うな、雄星も似合ってる(笑)」
「り、涼〜」
涼にしがみついた
「もうー、涼も甘すぎ」
瑠莉は呆れていた
「でも、そんなこと雄星に言ってくれる瑠莉はちゃんと雄星のこと見てんだね」
「えっ?」
隼人に突っ込まれた
「そんなことない……うん、ないよ」
瑠莉……確かに瑠莉は雄星くんとよく話している、私が涼と話してると話相手になってるんだろうけど
南は瑠莉があきらかに動揺してるのを感じていた
雄星くんのこと気になるのかな?普通は去年助けてくれた涼の事を好きになるんじゃないのかなって思うんだけど……そういえぱ瑠莉に好きな人がいるのかさえも私は知らないや……
「行くか」
涼の合図で五人は出掛けた
近くの神社には屋台が出ていて大勢の人が賑わっていた
「涼〜、何食う?」
「そうだなー、腹減ったからガッツリ食いたいけど、焼きそばとか唐揚げとか……」
雄星と涼は屋台をキョロキョロ見渡す



