「浴衣は初めてですか?」
「幼稚園以来ですかね、でも子供の頃は帯も柔らかい生地の蝶結びみたいな感じでしたから硬い帯は初めてです」
「はい、出来ました、お二人ともお似合いですよ」
二人はお互いの浴衣をじっくり見た
「南、似合ってる、大人っぽい!」
「はい、奥様は流石です」
「あの、涼のお母さんは何をされてる方なんですか?」
「ファッションの関係のお仕事をされてますよ」
「ファッション?、デザイナーとかですか?」
「いえ、デザイナーは旦那様の方で奥様はそのサポートといいますか……私はなんと表現したらわからないですけど、お二人で世界を飛び回っておりますのでこちらからは連絡はあまり出来ず向こうからですね、時差の関係もありますので……」
「ブランドとかのお名前は?」
「Taichiです」
「私知ってるー、凄い!」
「瑠莉は知ってるんだ、私はブランドはわからない、スポーツメーカーとかならわかる(笑)」
「男物ブランドだからね、Taichiってじゃあ、涼のお父さんは本田Taichiなんですね」
「そうです」
「なんか、知らない事ばかり……」
「涼様があまり話さないのでは?」
「そう……ですね、あまり……」
「ま、まあ南はまだ涼と会って半年だし当然だよ」
「そうでしたか、それは無理でございます、涼様達も浴衣を着ますのでもう少しお待ちください、では失礼します」
「ありがとうございます」
二人はお礼を言ってベッドに座る
「ふう、キツイね」
「そう?私は別に大丈夫よ」
「瑠莉はスタイルいいしいつも可愛い服きてるじゃん、私なんて制服脱いだらジャージだよ、楽に慣れちゃって」
「部活やってたんでしょ?でも、そんなに太ってないし、水泳だってしてるんだったら……」
「いや、ゴムだから伸びるしね(笑)最近食欲も結構あってヤバイんだよね」



