8月12日、涼の誕生日であり、別荘に行く日になった
涼の家に涼、隼人、雄星、南、瑠莉の五人が集合した
「お世話になりますー」
車で迎えに来てくれた高智(たかち)夫婦と共に涼の別荘へ向かう
三時間ほど車に揺られ別荘に到着する
「荷物置いたら泳ごうぜ」
各々が部屋に荷物を置きにいく
南はキッチンに行き
「あの、これ冷蔵庫に入れさせて下さい、ケーキなんです」
「あっ、はい涼様のですか?」
「はい、誕生日と聞いたので」
「まあ、手作りケーキなんて、奥様以来でしょうね」
「涼のお母さん……?」
「はい、奥様はケーキ作りがお得意なんですよ、涼様が小さい時は家族三人の誕生日とクリスマスとバレンタインデーには必ず作っていたと聞いてます、夏休みにはこの別荘で過ごされてましたからね」
「……それはいつくらいまで?でしょうか」
「奥様が海外へ行くまででしょうか」
(えっ、海外だったの?、そういえば仕事としか聞いてなかった)
「隼人さんの誕生日も作ってらっしゃいましたよお誕生日が近いんですよ、隼人さんは8月5日で美和さんと一緒にこちらで過ごしておりました、14日にはご主人様が帰ってくるからお送りしていて」
「そうですか……」
「懐かしいですね、小さい頃を思い出しました」
「その、小学校からはご両親はこちらに来てないってことですよね?」
「あら、よくご存知ですね、涼様か隼人様からお聞きになりましたか?」
「少しだけですけど」
「私は夏休みしかわからないので美和さんから聞いた方が良いかと」
「あっ、いえ、すみません、そんな詮索をするつもりではなくてですね……」
南は焦って否定をした
ケーキを冷蔵庫に入れて部屋に着替えに行った
瑠莉は既に水着に着替えており、南を待っていた
「早く行こ!」
「あっ、うん」
水着に着替えてプールに行くと男三人は既に泳いでおり、競走をしていた
「わっ、三人とも早いね」
瑠莉がはしゃいでいた



