「南?どした?」
瑠莉がトイレに入ってきた
「瑠莉……さっきはごめん、親がみっともなくて……」
「何で?全然仲良くていいじゃん」
「……だって……」
「……南はさ、親が仲がいいの嫌なの?」
「そりゃ仲が悪いのは嫌だけど娘の前で仲がいいとさ、まして父親は本当の父親じゃないし……なんか複雑……」
「私が言うのも変だけど……それは受け入れなきゃだし」
「……うん……」
二人は揃って教室に戻った
「あっ、瑠莉おつかれ〜、クレープ焼こうか?」
雄星が声をかけてきた
「うん、チョコバナナがいい、生クリームたっぷりで(笑)」
「了解〜」
「雄星くんは何か食べたの?休憩したら?私代わろうか?」
「南ちゃん、ありがとう、確かに腹減った(笑)じゃあ瑠莉の焼いたら少し代わって……何か食べる」
南は瑠莉をつつく
「一緒に食べにいけば?」
南は小声で囁いた
「えっ、でも……誰か男子と行くでしょ、南、言うことが矛盾すぎない?」
「そっかな?別に友達と回ってもいいでしょ、だからゆっくり雄星くんのこと知っていけばって言ったじゃん(笑)」
「それは……」
瑠莉の携帯が鳴る
「あっ、風夏さんだ、柑奈ちゃんともうすぐ着くって」
「じゃあ、一緒に回れば?」
「まあ、一応……雄星に言ってくる」
少し瑠莉は照れて雄星の方へ行った
「えっ?姉ちゃん来たの?店忙しいから来ないって言ってたのに」
「そうなの?でも着くって……」
「まあ、ちょうど南ちゃんが代わってくれるからいいか、柑奈がいるんだろ?」
「うん」
「ゆうちゃーん」
教室に柑奈が入ってきた
いつものように雄星に飛びつく
「ハアハア、もう柑奈走らないでって言ったのに」
「風夏さん、大丈夫ですか?」
「る、瑠莉ちゃん、階段がね……ハアハア」
「雄星くん代わるよ回っておいでよ」
「ありがとう、南ちゃん」



