よかったね、あっちゃん
駆けつけて来てくれて……可愛いな〜
「どした?南」
「なっちゃん、いつの間に?」
「今戻って来たよ、私はもう部活の方は終わり」
「瑠莉は?」
「まだ……さっきあっちゃんと彼氏撮った、見る?」
「見るー、可愛いよねあっちゃん泣いちゃってさ、女の子ってああだよなって思って」
「南はあっちゃんとタイプが違うじゃん、可愛くなりたいわけじゃないでしょ?」
「私?普通でしょ、まぁ確かにどっちかといえば可愛いってタイプじゃないな(笑)」
「冷静だよね(笑)そういう南を人気者の涼くんは選んだんだから」
「そう……だね、何でだろうね」
あれ?もしかしてキルと相性が合わなかったら涼と付き合ってないかもしれないんじゃない?最初に言ってたよね、キルのお気に入りって、それに蕁麻疹が出なかったから?私は涼に本当に好かれてる?
私のどこがいいんだろ?可愛い気もないし、いつも涼に野菜食べさせてさ、俺様の態度の涼にも時々いらつくのに……私は都合のいい女なのかな……逆か、私が勝手なのか……
「南?」
「あっ、ごめん、ちょっとトイレ……」
南は教室から出ていった
あー、駄目だ……気持ちが不安定…………
なんで悪いことばっか考えるんだろ
「ねえ、涼様のクラス行こうよ」
「えー、でも彼女いたらさ」
「クレープ買って涼様見るだけでもいいじゃん」
「まあ、お客だからいいか」
廊下から女子の声が聞こえた
涼の彼女があっちゃんみたいに可愛かったらみんなはどう思ったんだろう
瑠莉みたいによく笑う明るい子だったら
私だから涼のファンは何も思わないのかな
「あーーーもう!」
南は自分の頬を叩いた



