映画を見終わった二人はカフェに来ていた
「時間、何時まで大丈夫なんだ?」
「六時くらいかな〜」
「じゃあ、そのまま送るな」
「ありがとう」
南のマンションに着くと瑠莉が立っていた
「瑠莉、どうしたの?」
「待ってたの、ねぇ、あの時の空気は何?雄星の何を二人は知ってるの?」
「別に何も……」
「雄星が何か言ったか?」
「別に何も……でも雰囲気があったじゃん」
「まずさ、瑠莉は雄星のことどう思ってんのさ」
「どうって……仲のいい友達……」
「うん、なら何も考えるな、今まで通り仲良くしてやってくれ」
「気になるじゃん、みんな同じこと言うし……」
「同じこと?」
「雄星と仲良くしてやってくれってお兄さんからもお姉さんからも……何で涼まで」
「友達としてだろ?雄星は最初一人でいた、お前も知ってるだろ?だからお姉さん達も心配なんだよ」
「知ってるけど……親の話も出ないし聞いていいか迷うこともある」
「親はいるけど県外にいる、それは聞いてる」
「ただね、瑠莉、私もそうだけど涼の家の事知らないし、私も話さないし、実は昨日それでケンカになっちゃってね……ゆっくり時間をかけて私も話していこうかと思ってる……」
「南……」
「だから瑠莉も焦らないで、ねっ」
「……わかった」
「じゃあ、俺、帰る、明日学校でな」
「うん、ありがとう」
瑠莉と南はエレベーターに乗り込んだ
「雄星のこと知りたいって思うのは好きってことなのかなぁ……」
「まあ、私も聞いたよね(笑)そうかもだけど、まずは誕生日とか雄星くんの好きな物とか……普通はそういうとこからなんじゃないかな?あまり踏み込み過ぎてもさ……」
「そっか……」



