「すげえな、雄星、ままごとしてるのか(笑)」
「だって、義兄さんと姉ちゃんは店に出るから俺しかいないし……」
雄星は照れた
「雄星くんは何でも出来るんだね、いいパパになるよ」
「別にパパになるつもりも結婚する気もないけどさ、柑奈は可愛いけど」
「へぇ、雄星はそうなんだ〜、何で?」
「フッ、何でだろうな、まあいいじゃん」
涼と南は顔を見合わせた
「じゃあ、俺達帰るな」
「ご馳走様」
涼と南は店を出た
「何か変な事言っちゃったかなー」
「いやー、無意識だし、流石に姉ちゃんは知ってるよな?」
「一緒に住み始めたんだから知ってるでしょ」
「姉ちゃんて、もしかしたら瑠莉を近づけて彼女の事を忘れさせようとしてるのか?」
「いやー、ライブ行くんだから本気で瑠莉と遊んでると思うよ」
「まあ、もう俺達があそこに居てもな、映画でも観るか?」
「うん!」
南は涼の腕を組んで映画館に向かった
「じゃあ、瑠莉ちゃん、柑奈をお昼寝させてくるから雄星と店をお願いしていい?パパも仮眠取らなきゃ」
「はい」
「るりちゃん、バイバイ」
「おやすみ」
店には雄星と瑠莉の二人になった
「瑠莉、姉ちゃんに無理に付き合わなくてもいいからな、強引すぎんだろ」
「別に無理じゃないけどさ……雄星は私が邪魔?彼女でもないのに家族と仲良くしてたら雄星に彼女が出来た時に困るから?最近モテてるしさ……」
「別に邪魔ではないけど悪いなと思って」
「本当に用事あったら断るし……でも雄星が嫌なら家には来ないように風夏さんとは外で会うけど?」
「悪かったよ、今日は助かった、ありがとう」
雄星は少しぶっきらぼうに言った
「うん、でも本当に嫌なら言ってね」
「……わかった」
暫く二人は無言のまま店にいた



