「二階に行く?」
「えっと……」
「ここでもいいけど?」
「出掛けるんじゃないの?」
「出掛けるよ(笑)」
「じゃあ、出掛けよ」
南はコートを着始めた
「なんだ、ノッテくれなかったか」
最近……やってねぇのに……ちぇっ
「自分が言ったんじゃん、どこ行く?」
「朝、雄星から連絡きてさ、昼間店手伝ってるから奢るって……先にメシ行こうぜ」
「あっ、うん」
雄星の店のドアを開ける
「いらっしゃいませー」
「瑠莉?」
「あっ、南」
「何で瑠莉が居るんだ?」
「後で話すよ、何食う?」
「俺は唐揚げ定食、南は?」
「同じで……野菜食べてね」
「わかってるよ」
二人はカウンターに座った
店には雄星と瑠莉とバイトの学生が居た
「雄星、俺持っていってくるから店頼むな」
「はい」
涼と南が食べ終わる頃には客足も落ち着いてきた
「瑠莉、食べていいよ」
雄星が声を掛けて南の隣に唐揚げ定食を置く
「あっ、じゃあ、いただきます」
南の隣に座った
「今日どうしたの?どこか行った帰り?」
「こっちが聞きたいよ」
雄星は最後の客のレジを終えるとカウンター前に座った
「今日さ、柑奈の保育園のバザーでさ二人とも居ないんだよ、で、さっきの人と二人で店の方はするんだったんだけど、勝手に姉ちゃんが瑠莉に頼んでてさー」
「別に用事なかったし、いいですよって来たの、そんな邪魔みたいに言わなくてもいいじゃん」
「いやー、助かったよ、バザーの売れ行きが良くて店からも運んだからな、さっき持っていったの三回目だからな(笑)」
「朔也(さくや)さんが行ったら雄星一人だもんね(笑)」
店のドアが開き朔也と義兄が帰ってきた
「お帰り」
「ただいま、おっ、涼くん来てたのか?」
「はい、雄星が昼来いって言ったんで(笑)」
「そうか、ゆっくりしていきな、隣は彼女かい?」
「はい、南と言います」
「こんにちは」
「雄星の義兄です、よろしく(笑)雄星も、朔也も食え、後は大丈夫だし」
雄星は涼の隣に座った
「今日唐揚げばっか揚げてた(笑)」
「いいじゃん、美味いよ」



