二人は土手に座った
「雄星もな〜」
「ねー、本当に……私達が言ってもね」
「二人で話さないと瑠莉に言うと同情しそうだからな」
「それは私も思った、瑠莉のことだから自分が側にいなきゃって思いそう……だから話してない、旅行もいい雰囲気だったけど」
「旅行の時にな、家族に認めてもらわなきゃいけない?みたいなやりとりがあってさ……」
「そりゃ、反対されるよりは認めてもらいたいよね」
「それはそうだけど……ん?お前ちゃんと家の人に言って来てるよな?」
「えっ……泳ぎにいってくるって行った」
「だから、お前もちゃんと言えよ」
「別に涼のことは反対はされてないよ?」
「泳ぎに行って俺ん家に寄るって何で言えねぇんだよ」
「別にもう、泊まらないし」
「んぁー、南はさ、俺の事信用してる?」
「してるよ(笑)何いきなり」
「お前冷静すぎるんだよ」
「涼だって偉そうじゃん、いつも命令口調だし、隼人くんみたいに優しく言って欲しい時だってあるんだから……」
二人は向き合った
「隼人がいいなら隼人と付き合えば?優しくしてくれるぜ」
「誰も隼人くんがいいって言ってないじゃん、言い方のことを言っただけでしょ、すぐ拗ねないで」
南は隼人の名前を出してしまった!と思ったが遅かったのだ
くぅーん
キルが南に擦り寄ってきた
「あっ、ごめんね、キル、びっくりしたよね」
キルの体をなでる
「……ごめん、隼人くんの名前出して……比べるみたいな事言った……」
「ん、隼人の事を俺は認めてるから腹立つ……南が隼人のことを褒めるとヤキモチやくんだよ」
涼は南と反対の方を向いた
「明日……どうする?」
「明日?」
「デートするかってことだ、久しぶりに家じゃなくて……奢るし」
「デートね……いいよ(笑)」



