「なぁ!もっと……キス……」
「無理!こんなとこでは嫌」
「えー」
「もう戻ろ、寒い」
「んー、じゃあもう一回だけ軽くチューして」
「一回だけだよ、ちゅっ」
「今度は二人で旅行行こうな(笑)」
「……考えておく……無理かも……だけど」
南は涼と別れて部屋に戻った
「おかえりー」
「ただいま……ふぅ」
「どうしたの?」
「いや、疲れたなって」
「あー、まあね」
「南〜、キスマーク付いてるよ〜」
あっちゃんがベッドに寄ってきた
「うそ!」
ポーチから急いで鏡を出す
「やっぱキスしたんだー(笑)」
「何よ、びっくりした」
南はホッとした
「へへっ、いつでも言ってね、私コンシーラ持ってるから」
「コンシーラって?」
「化粧品、シミとか隠すやつ、ほら」
小さな容器にコンシーラと書いてあった
「一本持っとくといいよ〜(笑)うちの彼氏キス魔だからさー」
「なんで男って見境ないんだろうね〜」
「そういう生き物なんだよ(笑)うちの彼氏は結構褒めてくれるし言葉にもしてくれるからいいけど涼くんはちゃんと言ってくれる?」
「知ってる通り命令口調だよ、俺様だもん」
「えー、でもそういうのもいいかも……今度彼氏に言って貰おう」
「そんなこと話すの?」
「だって話さなきゃ、わからないじゃん、会話だっていい所沢山見つけてさー、もっと好きになれるじゃん」
「あっちゃんは大人だね、私言えないや、母親が一度離婚しててそれを見てきたから涼とだってもしかしたら別れる時が来るかもとか思ってあまり話せない……」
「んー、お母さんももっと話せてたら別れてなかったかもね〜、南もそう思うなら話さなきゃ」
そっか、だからお母さんは今のお父さんとよく話してるのかな?お父さんはじっと聞いてるけど……私がうるさいなぁって思うほうが間違いなのか……
「まあ、私も時々うるさいって言われるから気をつけてね(笑)」
「あっちゃんらしい(笑)」



