俺様彼氏と冷静彼女……こんなので付き合っていける?



残暑の厳しかった体育祭も無事終わり、二年生は修学旅行で関東近辺に来ていた

瑠莉は宿泊先のホテルの庭で夜の景色を撮っていた

「瑠莉?寒くないのか?」

「雄星」

「少し寒い(笑)だけどもう止めるから大丈夫よ」

雄星も庭に出てきた

「珍しいね、一人で」

「んー、ちょっと呼び出されて」

「えっ、何か悪いことした?」

「いや(笑)涼と二人で女子に呼ばれて部屋を出たけど何か別々に連れていかれた」

「もしかして告白?」

「……まあ、そうだったけど」

「OKしたの?」

「いや、断った」

瑠莉は自然にホッとした表情になった

「何?涼ならわかるけど俺はないって?」

「違うけど、最近モテてるみたいって聞いたから」

「そっか?涼と一緒にいるからかな」

「まあ、それもあるかもだけど」

「このやろう(笑)どんな写真撮ったか見せて」

「うん」

二人は庭のベンチに座って撮った写真を見る

「都会の空もキレイだな」

「やっぱりお天気次第かな……クシュン」

「寒い?中入るか」

「もう少し話したかったけど、風邪引いて後の日程こなせなかったら嫌だから部屋に帰ろうかな」

「そうだな」

二人はエレベーターで分かれた

「雄星遅かったな」

「庭で瑠莉が写真撮ってて見てた」

「雄星も告白されたのか?僕が班長会議に出てる間に」

三人組は同じ部屋だった

「でも、隼人も聞かれたぜ」

「それは二人とも告白だった訳?」

涼と雄星は顔を見合わせた

「そうなんだね、わかったよ(笑)涼は断るのわかるけど……」

「えっ、俺?断ったよ」

「知ってる人だった?」

「んー、なんか去年の文化祭で知ったとか?言われたけど俺は覚えてないんだけどね」