愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?

「へぇ、そうなんだ。
何、買って来たの?」

「え…えっと、雑貨とか、百均であれこれ…」

「百均…!あ、噂で聞いたことがあるよ。
お店に売ってるのは、ほぼ全部、百円なんだよね?」

「はい。」

出たよ、出たよ。
柊司さんの浮世離れが…
百均を噂で聞くなんて、一体、どんだけセレブなの!?



「どんなのが売ってるの?
買ったもの、見せてよ。」

「あ…はい。」

私は、百均で買ったものを部屋から持って来て、柊司さんに見せた。
爪切りとか、可愛いボールペン、ハンカチとメモ帳、カップ麺と駄菓子…
今日は、目に付いたものをいろいろと買った。



「えっ!百円で爪切りが買えるの?
普通の爪切りっぽいけど、ちゃんと切れるの?」

「もちろん切れますよ。ほら。」

私は柊司さんの前で、爪を切って見せた。



「わ!本当にちゃんと切れるんだね。
すごいね。これ、全部、百円なの?」

「あ、このトートバッグだけ300円です。」

荷物が多くなったから、それを入れるために買ったバッグだ。



「えーっ!バッグがたったの300円で買えるの?」

柊司さんは本気でびっくりして、手に取ってバッグを見る。



「デザインもおかしくないし、十分使えるものだね。
こんなのが300円で買えるんだ…」

柊司さん、目を丸くしてるよ…
確かにけっこうお得感のあるバッグではあるけれど、それにしたってそんなに驚く??