愛するオトコと愛されないオンナ~面食いだってイイじゃない!?





「うん、これは美味しいね!
期待以上だよ。」

夕食を済ませた後だというのに、柊司さんはパンを食べてくれた。
しかも、お母さんのパンをとってもほめてくれたから、私もすごく嬉しくなった。



「あぁ、全部食べたいけど、さすがに全部は無理そうだ。
こんなことなら、晩御飯を食べなきゃ良かったね。」

「あ、冷凍しとくので、また明日にでも食べて下さい。」

「え?パンを冷凍?」

「はい!冷凍しても、全然、味は落ちませんから大丈夫ですよ。」

お母さんがお店を始めた当初は、さすがに売れ残りもあって、良く冷凍庫にパンが入ってた。
最初は、柊司さんみたいに、え?パンを冷凍!?って、ちょっとびっくりしたけど、冷凍したパンは何の遜色もなく美味しく食べられた。
最近は、ほぼ売れ残ることもないらしくて、冷凍することもなくなってたけど…



「そっか、それじゃあ、明日食べるよ。
あ、お母さんや妹さんはお元気だった?」

「はい、残念ながら、忙しくてあまり話せなかったんですけどね。」

「そっか~…繁盛してるんだね。
残念だったけど、それは喜ばしいことだよね。」

「はい、今日は連絡もせずにいきなり行ったから仕方ないですね。
でも、駅前のショッピングセンターでいろいろ買い物をして、楽しく帰って来ましたよ。」

うん、今日は本当に楽しかった。
久しぶりに充実した一日だったよ。