「お姉ちゃん、突然、どうしたの?」
紗香は、レジを打ちながら、私に問いかけた。
「うん、お母さんの作ったパンが食べたくなったから。」
私はさっきと同じように答えた。
それは嘘ではないけれど、本当ともちょっと違う。
今日、ここに来たのは、確かに退屈しのぎもあったけど、紗香やお母さんに会いたいっていう気持ちも強かった。
でも、そんなことは照れくさくてなかなか言えないよね。
「ごめんね、今の時間はけっこう忙しくて…」
紗香もお母さんと同じことを言った。
そうだよね。
平日の午前中なんて、そりゃあ普通の大人はみんなそれなりに忙しいよ。
私だって、以前は忙しかった。
今の私は暇だけど。
「全部で3160円。
3000円で良いよ。」
以前は、パンを3000円分も買うなんてことはなかったけれど、今はなんだか安く感じた。
私は財布から1万円札を出して、紗香に手渡す。
「あ…お釣りは良いから。
あんたのお小遣いにして。」
「え……?」
私はパンを受け取り、戸惑った顔をする紗香に手を振り、店を出た。
うわぁ、なんか初めて姉らしいことをしたかも。
約7000円もあげたなんて、我ながらちょっと興奮!
今まで紗香にお小遣いをあげたことなんて一度もなかった。
せいぜい、お菓子をあげたくらい。
学生の頃なんて、紗香にお金を借りたことだってある。
あの子は、小さい頃から本当にしっかりしてて、お年玉だってほとんど遣わず貯めてたからね。
紗香は、レジを打ちながら、私に問いかけた。
「うん、お母さんの作ったパンが食べたくなったから。」
私はさっきと同じように答えた。
それは嘘ではないけれど、本当ともちょっと違う。
今日、ここに来たのは、確かに退屈しのぎもあったけど、紗香やお母さんに会いたいっていう気持ちも強かった。
でも、そんなことは照れくさくてなかなか言えないよね。
「ごめんね、今の時間はけっこう忙しくて…」
紗香もお母さんと同じことを言った。
そうだよね。
平日の午前中なんて、そりゃあ普通の大人はみんなそれなりに忙しいよ。
私だって、以前は忙しかった。
今の私は暇だけど。
「全部で3160円。
3000円で良いよ。」
以前は、パンを3000円分も買うなんてことはなかったけれど、今はなんだか安く感じた。
私は財布から1万円札を出して、紗香に手渡す。
「あ…お釣りは良いから。
あんたのお小遣いにして。」
「え……?」
私はパンを受け取り、戸惑った顔をする紗香に手を振り、店を出た。
うわぁ、なんか初めて姉らしいことをしたかも。
約7000円もあげたなんて、我ながらちょっと興奮!
今まで紗香にお小遣いをあげたことなんて一度もなかった。
せいぜい、お菓子をあげたくらい。
学生の頃なんて、紗香にお金を借りたことだってある。
あの子は、小さい頃から本当にしっかりしてて、お年玉だってほとんど遣わず貯めてたからね。



