この音、天才のみ奏でる。

「久しぶり、俺のこと覚えてる?」

「忘れるわけない」

「なんでそんなに冷たいんだ?
せっかくの再会なのに」

「冷たくない」

こんなぶっきらぼうな態度でも、
目の前にいる彼は優しく微笑む。


そう、あの頃と同じだ
全く変わっていない。

それにしても私に気付くなんてすごいな。


まあこれだけの間会ってないのだから
変わるのは当然なのだが


この月日の経過でここまで変わった人間
は珍しいだろう

私のほかいない。