文学部は図書室の本棚の奥に部屋が
一室あり

そこで活動しているらしい

ドアを開けようとすると、少し重たかった

「開かない…」

どうしようかと周りを見渡した

…。誰もいないわ


そこでドアをノックしてみようという
考えに至った。


<コンコンコン


すると

<<ギギギギギィ

ドアが開いてそこからひょこっと顔

を出したのはとても可愛らしい女の子

だった。少し身構える


「文学部に入部希望ですか?」

女の子だと思っていたが、男の子だった
ようだ。

声が、低い。

でもこの顔は女の子にしても男の子
にしても美形だな。