泣き止んだ私をさりげなく確認し、

彼は言った




「話したくなったらいつでも聞く」

にかっと眩しい笑顔で。




「ありがとう。」



…そういえば、そのブレザー。





「わたしと、、同じ、高校?」




「うん、そうだよ。」


「うれ、しい。。」




思わず本音が、口からこぼれた





「うん、俺も。これから一緒に
登下校しよう。迎えに行くから。」

「い、いやそんな。悪いです」



いいのと言葉を被せて優しく笑う彼に





ほっと心があったまっていくのを
確かに感じていた。