ある家にて

コンコンコン

「はい」

「姫華です」

「どうぞ」

ガチャ

「失礼します

こんな時間にすいません

話っていうかお願いがあって来ました」

「そうか

それは何としてのだ」

パパが言った何としては

マフィア、極道、ヤクザとしてのことだ

「いえ、姫華としてです」

「わかった

紫音お前隠れてないで出てこい」

「あら!バレちゃった!

2人で話してるところ聞きたかったのに〜!」

「ママ?隠れるの下手

そもそも隠れきれてない!」

「あらそう〜?」

「それはもういいだろ

話ってなんだ姫華」

「パパ… 、ママ…

やっと…やっと…見つけたよ…」

「見つけたって何をだ

まさか…!」

「うん…

智樹と加奈生きてた…生きてたよ…」

「本当か!?

生きてたのか!?」

「うん…

本当だよ…生きてたよ…

やっと…ようやく見つけたよ…

時間掛かったけど見つけた」

「そうかそれはよかった」

「良かったわ…

本当に…よかった…見つかって…」

「パパ…ママ…

私ね報告してくるね!」

「あぁして来い!

あいつらもそれを待っておる」

「そうよ姫華

行ってきなさい」

「うん!行ってくる!」

「居るかやす」

「はいお呼びですか?」

「あぁ姫華をあいつらの元へ連れて行け」

「分かりました」

「やす頼んだわよ」

「分かりました

行きましょうお嬢」

「うん

行ってくるね!パパ、ママ」

「あぁ気をつけて行けよ」

「気を付けてね」

「うん!

行ってきます!」

「「行ってらっしゃい姫華」」

「やす行こう

相澤組に連れて行って」

「御意

門で待っていて下さい

今車回してくるので」

「わかった」

康介さん、陽菜さん見つけたよ

ブーーーーーーーーーーーーン

「お嬢乗って下さい」

「わかった

相澤組に向かって」

「御意」

車を走ること30分

なんでこんなに早いかって

近いわけじゃない

やすがかなり飛ばしてるからはやい

「着きました」

「電話したら迎えに来て」

「分かりました

お嬢お気を付けて下さい」

「分かってる

ありがとう後でね」

「はい

では、私はこれで」

ブーーーーーーーーーーーーン

はぁ…行くか