俺と加奈が6歳の時それは突然起こった

「ただいま〜」

「「お母さんおかえり〜」」

「よしよしいい子だね!

流石あたしの子供たちだね!」

「おかえり里奈」

「ただいま悠斗」

「飯作ったから食べようぜ

着替えてこいよ」

「本当!?ありがとう〜!

助かるわ〜!ありがとうね悠斗!」

「あぁ

それと、飯食ったら話がある」

「わかったわ

着替えてくるから待ってて」

「お母さん早く〜

お腹すいた〜!」


「はいは〜い!お待たせ〜

食べよっか!」

「「頂きま〜す!」」

「「ご馳走様〜」」

「加奈、智樹

二人とも部屋に行ってろ」

「「は〜い!」」

俺は父さんが母さんと何を話すのか

気になった

だから、加奈を部屋に残して

俺は父さんと母さんの部屋の扉で話を聞いた

「里奈」

「なに?悠斗」

「お前自分がした事分かってんのか?」

「…」

「黙ってないでなんとか言え」

「…ごめんなさい…」

「あ?誰が謝れって言った

ふざけんなよ!」

「うるさいわよ!

あたしが何したっていいでしょ!」

「あ?

お前ふざけんなよ!関係ねぇわけねぇだろ!」

「は?意味わかんない!

今まであたし達を放ったらかししてたくせに!

あんたに何がわかんのよ!」

「いい加減にしやがれ!

お前なんか要らねぇ!出ていけ!

離婚届書いて今すぐ出ていけ!」

「書いて出てってやるわよ!

こんな家に誰が帰ってくるもんですか!

子供たちはあんたに渡すわ!私は要らない!

あんたの子供を育てたくなんかないわ!」

そして母は出ていった

そして父親は仕事に行くといって家を出た

帰ってくることは二度となかった