雷斗へ

なんか久しぶりに雷斗に手紙書くね

付き合いたての頃はよく書いてたね

なんか懐かしいな…

雷斗私のせいでごめんね…

私なんか庇わなくてよかったのに…

雷斗が撃たれて私はどうしていいか分からなかった…

雷斗が助かるなら蓮に従うって決めた…

あの時決心した…

雷斗が生きていられるなら

今ここで死なないならってばっかりで…

雷斗ごめんなさい…

でもね、辛いことも沢山あったけど

智也の支えもあって雷斗のそばに居ることが出来た…

最後には智也と付き合っちゃったけど…

けどさ、智也のことも愛してるけど

雷斗のことも愛してるよ

これからもずっと愛してる

それは変わらない

これだけは言うね

あたしの事は忘れても忘れなくてもいい

それは雷斗が決めて

絶対幸せになってください

姫華

馬鹿野郎…

忘れられるわけねぇよ…

俺だって…俺だって…愛してんだよ…

せっかく…姫華に会えたのに…

俺…姫華の分まで生きてるよ

姫華お前のことは絶てぇ忘れねぇからな

姫華俺も愛してる

俺の彼女になってくれてありがとう

たくさんの幸せをくれてありがとう

安らかに眠れ姫華