ギィーーーーーーー

「誰だ!

勝手に門を開けんな !って!

姫華じゃねぇか!

久しぶりだな!姫華!」

「久しぶり智也」

「あぁ

父さんと母さんならいつもの部屋に居るぞ」

「え?なんでわかったの?」

「は?分かるだろ

大体お前が来るのは父さんと母さんに話があるから

それ以外あんまり来ねぇだよ

家出してここに来る時以外はな!」

「うるさい!

そんなの今関係ないから!」

「まぁな( ・∀・) ニヤニヤ」

智也

相澤智也(あいざわ ともや)

相澤グループ 副社長

私の彼氏

年は私より2つも年上

「姫華〜寂しかったぞ!

たまには連絡しろよ!これでも彼氏なんだからよ」

「ごめんごめん!

これからは出来るから!ちゃんとするから!」

「ならいいけど

って、姫華行かなくていいのか?

話があるんだろ?父さんと母さんよ」

「うん

話があるよ?智也も来て欲しい

話聞いて欲しいの」

「俺もか?まぁいいけどよ

じゃ行こうぜ」

「そうだね!行こう」

相変わらず長い廊下だね

って言ってもあたしの家も廊下長いけどね笑

コンコンコン

「はい」

「姫華です」

「どうぞ」

ガチャ

「失礼します」

「久しぶりだな姫華ちゃん」

「久しぶね!姫ちゃん!」

「お久しぶりです

康介さん陽菜さん

今日は話があって来ました」

「そうか

智也にも話さなきゃならねぇのか?」

「うん

康介さんと陽菜さん、智也にも聞いて欲しいの」

「なんだから分からないけどわかったわ

智也そこに座りなさい

お茶持ってくるから少し待っててくれる?」

「分かりました」

「お待たせ〜

はいこれ姫ちゃんが好きなブレンドハーブティー

あなたのはいつものコーヒーね

智也もコーヒーで良かったわよね?」

「あぁありがとうな陽菜」

「ありがとう母さん」

「陽菜さんありがとうございます!

このブレンドハーブティー美味しいです!」

「あら気に入ってくれてありがとう!嬉しいわ!」

「もういいだろ

話ってなんだね?姫華ちゃん」

「実は…見つかりました…」

先に言葉を放ったのは陽菜さんだった

「え…!見つかった!?

どこに居たの!?無事なの!?」

「落ち着け陽菜

そうか見つかったか」

「見つかりました

生きてます。」

「そう…良かったわ…生きてたのね…」

「はい…生きてます」

智也はさっきからずっと黙っている

隣に居るから表情が見えない…

見たい…でも…怖いよ…

「康介さんと陽菜さんはどうしたいですか?

連れ戻したいですか?それとも…そのままにします

か?」

「私は連れ戻したい…

あの子達はなんにも悪くない…」

「俺もだ

智也はどう思ってる」

智也はずっと黙ったまんま

すると智也が思いかげないことを言った

「あ?んな事聞くな

当たり前連れ戻すに決まってんだろ

いちいちんなくだらねぇこと聞くんじゃねぇよ」

「フッ流石だな」

「うるせぇさっさと連れ戻すぞ」

「あぁ」

「そうね…

泣いている暇なんかないわね!

私はあの子達がいつ来てもいいようにしとくわ!」

「わかった

姫華ちゃん2人の元に案内してくれるか?」

「分かりました」

「待て俺も行く」

「智也?」

「たった一人の弟と妹に会いたい

もう二度と失いたくなんかねぇ

あんな辛い思いすんの嫌だ」

「智也…」

「じゃ決まりだ

行くぞ姫華ちゃん智也」

「「はい!」」

「咲いるか」

「はいお呼びですか?」

「あぁ車を出してくれ」

「分かりました

門で待っていて下さい!すぐ行きますので!」

「あぁたのむぞ」

「行くぞ」

ブーーーーーーーーーーーーン

「乗れ」

「「はい」」

「姫華ちゃん道案内頼むよ」

「分かりました

咲さんこのまま真っ直ぐ進んで下さい」

「分かりました」

「次に右、少し進んで左」

車を走ること30分よくやく着いた

「ここです」

「着いたか」

「はい…」

「じゃ行こうか!

姫華ちゃん、智也」

「「はい!」」