起きてから、もう何時間経っているのだろうか?

閉まっているカーテンから光が出ているところを見ると、まだ夜にはなっていないと思う。

――グーッ…

そんなことを思っていたら、お腹が鳴った。

「さすがにご飯は食べなきゃあれか…」

洗濯と掃除は明日に回して、食事にすることにしよう。

そう思った私はサイドテーブルに置いてある眼鏡をかけると、ベッドを出た。

シャッとカーテンを開けると、眩しい光が先ほどまで暗いところにいた目を刺激した。

窓を開けてこもった空気を外に出すと、部屋と気持ちがすっきりとしてきていることに気づいた。

「確か、カップ麺か何かあったはずだよね…?」

そう呟きながらキッチンへと足を向かわせて、棚の中を探した。