私はあの日美しい蝶を見ながら涙を流した。

「あはははっ!」


その人はおなかを抱えながら笑っていた。



「面白いね南雲さんって」



面白い?
どういうことだろう。


「私は夏樹だよ
遠山夏樹!」


「よろしくねー」と手を出てきた。



私はニコッと笑ってコインを跳ねた。


表だった。