啓達は学校に置きっぱなしにしていた為、バイクで倉庫に帰ることになった。
蓮と私だけ車で蓮の家に帰ることになった。
車に乗り込んだはいいけど、蓮はずっと手を離そうとしない
「蓮?」
そう尋ねても蓮からの返答はない
「蓮、なんか怒ってるの?」
「俺は...」
「俺は凛衣の隣にいていいのか」
口を開いたと思ったら、当たり前な事を聞いてくる。
いつもは凛として強い蓮だけど、今の蓮は泣きつく子供みたいだ。
「当たり前な事聞いてどうしたの」
「助けてやれてねえ」
こんなにも弱々しくさせてしまってるのは私のせいなのだろうか。
「助けて欲しいなんて最初から思ってない。
助けてもらう為にそばに居るわけじゃない。
そばに居てくれたらそれでいい」
だから、気づいて
あなたが傍に居ることで私が救われてるって事を
「ああ。一生そばに居てやる」
そう言った蓮は、私の膝にきて顔をなすり付けるようにスリスリしながら眠りについた。

