笑わない少女




その後すぐ、父親は俺を育てられないと、施設に入れた。



俺は両方の親から捨てられたんだ。



施設に入ってからの俺は誰とも関わらず、誰とも喋らなかった。



信用したくなかった。もう二度と裏切られるのはごめんだ。



でもきっと、捨てられた事をまだ認めたくなかったんだろうな。



でもその時、雷と零が話しかけてきた。



「お前、闇抱えてんな」


こいつらはいきなり俺を見るなりそー言った



「うっせえよ」



俺は、そう返すしかなかった。


「俺らは生まれた時からここにいる。

親がいて、施設に入れられるお前の気持ちなんてわからねえ。だけど、釣れねえ顔してても何も変わんねえ」


そう言った。


でもその一言で救われた。



その後、雷と零と3人でよくいるようになった。



何ヶ月か経った頃、


施設の人から呼び出され、俺が来るなりこう言った。


「蓮。貴方を引き取りたいという家族が来たわ」



は?


俺を?



「なんで俺なんだ」



「貴方を見て、貴方がいいと思ったそうよ」


意味がわからねえ



「雷や零は俺より先に入ってんだ。


どっちかでいいだろ」


「とりあえず、御家族の方達と会って欲しい」



「...わかった」