「おい、凛衣、」
凛衣は俺と目を合わせようとしない。
「大丈夫か」
そういう俺を、やっと見てくれた。
でも、
その目に光は無かった。
何も映してない。
俺が初めて見た時の凛衣だった。
「悪かった。1人にして」
「蓮は何も悪くないよ。私が勝手についてきたから」
こんな状態になっても、俺を庇うのか...。
「お前はなんも悪くねえだろ。お前に色々やったやつは俺が絶対に対処してあの世行きにしてやる」
その瞬間、凛衣は俺の言葉でまたアイツらを思い出したのか震え出した。
「ごめんなさい」
「あ?」
「ゴメンナサイ」
「ゴメンナサイ」
「ゴメンナサイ」
凛衣は、なにかに呪われたかのように震えながら小さい声でゴメンナサイと、ひたすら謝ってくる
「どうしてお前が謝る」
.
.
.
「ヨゴレタ。ワタシキタナイノ」
凛衣は、自分の事をキタナイと自嘲しながら言う
「汚くねえよ。お前は綺麗だ」

