笑わない少女






ピピピ〜ピピピ〜



もう、朝か。


時計は7時50分を指している



やばい!


「蓮起きて学校!」




「うるせえ。」


そう機嫌の悪そうな顔しながらも私を抱き寄せる。


「遅刻するよ」



「みんなは起きてるか?」



「うん。朝ごはんできてるみたい」


「ああ、わかった」



まだ眠そうな蓮は目を擦りながらリビングに向かった。



あとを追い蓮の後ろを歩いてると、目の前がグラッと傾いた感じがした。
周りの視界が歪んで見えて、前が見えなくなった。

なんだろう。


目眩かな。最近色々あって疲れてたから




「おい凛衣大丈夫か?」



「うん大丈夫だよ」



「リビング行くぞ」






私は、この一瞬に起きた出来事を疲れだと見なして、自分の体の不調を見て見ぬふりをした。



これから先、どういう結末が待ってるかも分からないのに。