笑わない少女



Side.零


雷に大丈夫かと言われた時は一瞬戸惑った。


女というものは俺が何より苦手するものだ。


俺が漆黒に入って、今まで姫という存在ができたことは無かった。


だから、初めは反対した。


でもあいつは、凛衣は俺が女嫌いなのを分かってたんだろう。


何も触れてこようとはせず、俺が嫌なら姫にはならないと言った。


だからこそ大丈夫だと思えたのだろう。


しかも蓮は見たこともねえような顔を凛衣に向ける。俺らじゃしてあげれない配慮をきっとあいつならやってのけるんだろう、


蓮は俺にとっても雷にとっても恩人だ。


大丈夫とか以前の問題に、蓮が惚れた女なんだ


認めるしかない。